こんにちは!仙台市青葉区二日町の歯科クリニック『デンタルフラッグ・ステージ二日町』院長の前澤訓(マエザワサトシ)です。
毎日しっかり歯を磨いているのに、虫歯や歯ぐきの腫れが気になったことはありませんか?それはもしかすると、歯ブラシだけでは落としきれない汚れが原因かもしれません。実は、歯と歯の間には歯ブラシが届きにくく、プラーク(歯垢)が溜まりやすい場所があります。そこで重要になるのが「デンタルフロス」です。今回は、フロスを使うことの大切さや正しい使い方について詳しくご紹介します。
★糸ようじタイプのフロスは、入れて引き上げる際に、治療して詰めたものや被せた歯を外してしまう可能性が高いので、当院ではおススメしません★
1. フロスを使わないとどうなる?
「フロスを使わなくても特に問題はない」と思っていませんか?実際には、フロスを使わないことで次のようなリスクが高まります。
①虫歯になりやすくなる
歯と歯の間に溜まったプラークを放置すると、そこから虫歯が発生します。特に、歯の側面は歯ブラシの毛先が届きにくく、気づかないうちに虫歯が進行してしまうこともあります。定期検診で「歯と歯の間に虫歯ができています」と言われた経験がある方は、フロスを習慣にすることで予防できるかもしれません。
②歯周病のリスクが高まる
プラークは時間が経つと歯石になり、歯ぐきの炎症(歯肉炎)を引き起こします。そのまま進行すると歯を支える骨が溶けてしまう「歯周病」になる可能性も。歯周病は、初期段階では痛みが少なく気づきにくいですが、進行すると歯がグラグラして最終的には抜けてしまうこともあります。フロスを使うことで、歯ぐきを健康に保つことができます。
③口臭の原因になる
食べかすやプラークが溜まると、細菌が繁殖して口臭の原因になります。特に、歯と歯の間の汚れは通常の歯磨きでは落としにくいため、フロスを使ってしっかり除去することが大切です。毎日フロスを使うことで、口臭の予防にもつながります。
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2. フロスの正しい使い方
「フロスを使ったことがない」「どうやって使えばいいかわからない」という方も多いと思います。正しい使い方を知ることで、簡単に歯と歯の間をきれいにすることができます。
1. フロスを適切な長さ(約40cm)にカットする。両手の中指にフロスを巻きつけ、15〜20cmほどの長さを残します。
2. 歯と歯の間にゆっくりと入れる。力を入れすぎると歯ぐきを傷つけるので、優しく前後に動かしながら挿入します。
3. Cの字を描くようにして歯に沿わせる。片方の歯に沿わせながら、上下に2〜3回こすってプラークを取り除きます。
4. 新しい部分を使いながら、すべての歯間を掃除する。
※最初は歯ぐきから少し出血することがありますが、これは汚れが溜まって炎症を起こしているサインです。毎日使うことで出血は減っていきます。
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3. フロスの種類と選び方
★最初にも書きましたが。。。糸ようじタイプのフロスは、入れて引き上げる際に、治療して詰めたものや被せた歯を外してしまう可能性が高いので、当院ではおススメしません★
ロールタイプをおススメします!自分で長さを調整できるため、しっかり掃除可能。歯ぐきの奥まで届くので、細かい汚れもしっかり除去でます。
★ワックスあり/なし
ワックスあり:滑りが良く、歯と歯の間に入りやすいので初心者向け。
ワックスなし:細かい汚れをしっかり絡め取れるので、慣れている人におすすめ。
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4. フロスを毎日の習慣にしよう!
フロスを使う習慣をつけることで、虫歯や歯周病を予防し、健康な歯を保つことができます。
1日1回、寝る前の使用がベスト!
就寝中は唾液の分泌が減り、細菌が増えやすいので、寝る前にしっかりケアしましょう。
最初は週に2〜3回からでもOK!
最初から毎日続けるのが難しい場合は、無理のない範囲で始めてみましょう。
歯ブラシとフロスを併用することが大切!
歯ブラシだけでは60%ほどの汚れしか落とせませんが、フロスを使うことで80〜90%のプラークを除去できるといわれています。
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まとめ
歯ブラシだけでは取りきれない汚れを落とすために、フロスはとても重要な役割を果たします。虫歯や歯周病、口臭を予防するためにも、ぜひフロスを習慣にしてみてください。当院では、フロスの正しい使い方の指導も行っておりますので、気になることがあればお気軽にご相談くださいね!
【デンタルフラッグ・ステージ二日町のご紹介 】
院長:前澤 訓(マエザワ サトシ)
所在地:仙台市青葉区二日町7-6 第5ダイキンビル2階
診療科目:一般歯科、小児歯科、口腔外科、予防歯科、ホワイトニング、審美歯科
地域の皆様に寄り添う診療を心がけております。お気軽にご相談ください。