赤ちゃんのお口の健康を守るために!(乳幼児の口腔ケア)

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こんにちは!仙台市青葉区二日町の歯科クリニック『デンタルフラッグ・ステージ二日町』院長の前澤訓(マエザワサトシ)です。

赤ちゃんの歯は、生後6カ月ごろから生え始めます。「まだ小さいから虫歯にはならない」と思われがちですが、乳歯も虫歯になることがあります。乳歯の健康は、将来の永久歯の並びや噛み合わせにも影響するため、赤ちゃんのうちからしっかりとした口腔ケアを行うことが大切です。今回は、乳幼児のお口のケアで気をつけるポイントについて詳しくお話しします。

【赤ちゃんの歯はいつから生える?】

生後6カ月頃から下の前歯が生え始め、1歳を過ぎると奥歯も生えてきます。個人差はありますが、3歳ごろまでには20本の乳歯が生えそろいます。この時期に適切なケアを行うことで、健康な歯の土台を作ることができます。

歯が生える順番(目安)

6~9カ月:下の前歯(中央の2本)

9~12カ月:上の前歯(中央の2本)

1歳~1歳半:奥歯が生え始める

2歳~3歳:すべての乳歯(20本)が生えそろう

この時期に適切なケアをすることで、虫歯予防や正しい噛み合わせの発育を促すことができます。

【乳幼児の口腔ケアのポイント】

①歯が生える前からお口の中を清潔に

歯が生えていなくても、授乳後にガーゼで優しく口の中を拭いてあげることが大切です。母乳やミルクの成分が口の中に残ると、細菌が増えやすくなります。

ケアの方法

清潔なガーゼや濡らしたガーゼハンカチを使い、歯ぐきや頬の内側を優しく拭く。

1日1回、特に寝る前に行うとよい。

この習慣をつけることで、赤ちゃんが口の中を触られることに慣れ、歯磨きをスムーズに始めることができます。

②歯が生えたら歯磨きをスタート!

歯が生え始めたら、ガーゼで拭くだけでなく歯ブラシを使ったケアを始めましょう。

最初の歯磨きのポイント

歯ブラシの選び方:毛先が柔らかく、小さいヘッドのものを選ぶ。

仕上げ磨きをする:赤ちゃんが自分で磨くのは難しいので、保護者が最後にきれいにしてあげる。

1日1回、特に夜寝る前に磨くことが大切!

歯ブラシに慣れさせるために、最初はおもちゃのように持たせるのもおすすめです。

③虫歯を予防するための習慣をつける

乳歯は永久歯よりもエナメル質が薄く、虫歯になりやすい特徴があります。以下のポイントを意識することで、虫歯を予防しましょう。

甘い飲み物を控える:ジュースやスポーツドリンクには糖分が多く含まれており、虫歯のリスクを高める。

ダラダラ食べを避ける:食事やおやつの時間を決め、口の中が長時間糖分にさらされるのを防ぐ。

仕上げ磨きを毎日行う:特に奥歯が生えてきたら、食べかすが溜まりやすいのでしっかり磨く。

【赤ちゃんに虫歯をうつさないために】

実は、赤ちゃんの口の中には最初は虫歯菌がいません。では、どこから虫歯菌がくるのかというと、保護者や周りの大人から移ることが多いのです。

虫歯菌をうつさないために気をつけること

スプーンや箸の共有を避ける:大人が使ったスプーンで赤ちゃんに食べさせると、虫歯菌が移る可能性がある。

口移しで食べ物を与えない:噛んだものを与えるのは避ける。

大人もお口のケアをしっかりと!:家族が虫歯や歯周病を予防することで、赤ちゃんのリスクも減らせる。

赤ちゃんのお口の健康は、家族全員で守ることが大切です。

【歯医者デビューはいつ?】

「赤ちゃんの歯医者デビューはいつがいいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。目安としては**1歳頃(遅くとも1歳半まで)**に受診するのがおすすめです。

歯科医院でチェックするポイント

歯の生え方に問題がないか

虫歯ができていないか

歯磨きの方法や食習慣のアドバイス

「痛くなったら行く場所」というイメージではなく、「虫歯を防ぐために行く場所」と考え、定期的に通う習慣をつけましょう。

 

【まとめ】

乳幼児のお口のケアは、将来の歯の健康に大きく影響します。

● 歯が生える前からガーゼで拭く習慣を!
●歯が生えたら歯ブラシを使ったケアをスタート!
●甘い飲み物やダラダラ食べを避ける!
●虫歯菌をうつさないために大人も注意!
●1歳頃には歯科医院でチェック!

お子さんの歯を守るために、できることから始めてみてください。当院では、お子さんの歯磨き指導や虫歯予防のアドバイスも行っておりますので、お気軽にご相談ください!

 

【デンタルフラッグ・ステージ二日町のご紹介 】

院長:前澤 訓(マエザワ サトシ)

所在地:仙台市青葉区二日町7-6 第5ダイキンビル2階

診療科目:一般歯科、小児歯科、口腔外科、予防歯科、ホワイトニング、審美歯科

地域の皆様に寄り添う診療を心がけております。お気軽にご相談ください。