CAD/CAM冠(キャドキャムかん)は、コンピューター技術を使って作られる白い被せ物で、保険が適用されるため多くの方に選ばれています。しかし、いくつかの注意点もあります。
1. 強度と耐久性の問題
CAD/CAM冠は、プラスチックとセラミックを混ぜた材料で作られています。このため、金属や純粋なセラミックと比べて強度が劣り、長期間の使用で割れたり欠けたりすることがあります。特に、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、注意が必要です。
2. 見た目の変化
時間が経つと、CAD/CAM冠は色が変わったり、表面がすり減ったりすることがあります。その結果、最初の頃の美しさが損なわれることがあります。
3. 汚れやすさ
CAD/CAM冠の表面は、飲食物の色素を吸収しやすく、コーヒーやカレーなどを頻繁に摂取すると、着色しやすい傾向があります。そのため、日々の歯磨きや定期的な歯科でのクリーニングが重要です。
4. 適用範囲の制限
保険でCAD/CAM冠を使用できる部位には制限があります。例えば、奥歯の一部では条件を満たさないと適用されない場合があります。詳しくは歯科医師に相談してください。
5. 修理の難しさ
もしCAD/CAM冠が壊れた場合、修理が難しく、新しいものと交換する必要があることが多いです。その際、再度の通院や費用がかかることがあります。
まとめ
CAD/CAM冠は、保険適用で白い被せ物を提供できる点で魅力的ですが、上記のような注意点もあります。治療を検討する際は、歯科医師とよく相談し、自分に合った選択をすることが大切です。